語感
このコーナーを通じて「語感」ということに何度か触れました。サイト内(外)検索で調べてみると15以上のページで語感という言葉を過去使っているようです。実は一番説明しずらい言葉です。少し掘り下げて取り組んでみたいと思います。
- 過去の記事を読んでいただけると、何となく私が何をさしているのかは分かっていただけるとは思いますが、初・中級の方には少しピンと来にくいかもしれません。
- 私なりの意味するところを平たく言えばこんな感じでしょう: 使用される言語体系・文化に基づいた、単語・熟語・文章などの的確な意味・ニュアンスを正確に把握する能力。逆に分かりにくい?
- もちろん語彙力・文法力がベースに必要ですが、それだけでは無いことはいままでも触れました。そして学習のステージではreading・listeningなどの量をこなすことで身につける必要があるものだということも既に言いました。さらには実践のcommunicationでも身をもって学べるものです。では語感がないとどうなるのでしょうか?例えばビジネスで英語を使っているときにどんなことがおきるのでしょうか?
- レベルにもよりますが、結構な上級者でもcommunicationがぎくしゃくするという形で現れることが多いように思います。私がアジア人同士の会話より、欧米人との会話のほうがしっくりしないと思う一因にもこれがあると思います(以前に別の原因としてcommunication styleの違いにも触れましたね)。事実、私は自分の語感の未熟さを感じることが、まだまだ日常茶飯事です。欧米人がピンとくる表現が出来なかったり、いわゆる呼吸が合わなかったりです。
- これでもまだ少し分かりにくいと思いますので少し具体的な例を挙げて、私の意味するところを説明したいと思います。